老若男女に人気の寺社めぐり。趣味にされている方も多いのではないでしょうか。阪神北地域にも数多くの寺社があります。知れば知るほど魅力たくさんの寺社めぐりをしてみませんか?
中山寺【なかやまでら】(宝塚市)
聖徳太子(皇族・政治家、574-622)が建立したと伝えられる由緒ある古いお寺で、兵火のため焼失したものを豊臣秀頼 (17世紀の大名、天下統一を果たした豊臣秀吉(戦国武将、1536-1598)の次男、1593-1615)の命で再建されました。
カヤの木から彫りだされた本尊・十一面観音菩薩立像は、国指定の重要文化財で、女性の苦難を救う菩薩「安産の観音様」として有名です。
URL:http://www.nakayamadera.or.jp/
清荒神清澄寺【きよしこうじんせいちょうじ】(宝塚市)
896年、宇多【うだ】天皇の勅願(天皇の祈願)によって建立された、真言三宝の由緒ある古いお寺です。
宇多天皇から「日本第一清荒神」の称号を受けたことから、「荒神さん」の名で親しまれ、台所の神様、火の神様として信仰を集めています。
URL:http://www.kiyoshikojin.or.jp
猪名野神社【いなのじんじゃ】(伊丹市)
猪名野坐禅【いなのにます】大神【おおかみ】を祀る神社です。2020年3月13日、猪名野神社本殿を繋ぐ幣殿(拝殿と本殿をつなげるための中間の建物)の計3棟について、大規模な建物が複合的に連なる形式が貴重であると評価され、「県指定重要有形文化財(建造物)」に指定されました。
URL:http://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/EDSHOGAI/EDSYAKAI/SINAI_BUNKAZAI/KEN_SITEI/1582252824285.html
多田神社【ただじんじゃ】(川西市)
970年、清和天皇のひ孫で清和源氏の礎を築いた源満仲(武将、912-997)が建立した「多田院」が前進の神社です。現在の社殿は、徳川幕府4代将軍家綱(1651-1680)によって再建されたものです。
源満仲公をはじめ、頼光(944-1021)、頼信(968-1048)、頼義(998-1082)、義家(1039-1106)の五公を祀り、本殿や拝殿は国の重要文化財に指定されています。
URL:http://www.tadajinjya.or.jp
満願寺【まんがんじ】(川西市)
勝道上人【しょうどうしょうにん】(山岳仏教の僧、735-817)によって開かれ、多田神社とともに源氏ゆかりの祈願所として知られる寺院。
境内には、源氏の娘が父母の極楽往生(この世で死んだ後に、極楽浄土に生まれ変わること)を願って建立したという高さ353cmの「九重の石塔」(国重要文化財)や、源頼光(武将、944-1021)の四天王の一人で、酒呑童子【しゅてんどうじ】退治で活躍した「坂田金時の墓」、サツキ、ツツジが美しい「書院の庭園」(市指定史跡)などがあり、サクラや紅葉の名所としても親しまれています。
URL:http://www.manganji.jp/
清涼山心月院【せいりょうざんしんげついん】(三田市)
1633年志州鳥羽【ししゅうとば】(現在の三重県)より移封(領地を移すこと)された九鬼氏(14世紀から19世紀まで活躍した一族)が、三田藩主九鬼家代々の宗廟【そうびょう】(祖先のみたまや)として、旧領の菩提寺常安寺【ぼだいじじょうあんじ】の覚雄是的和尚【かくおうぜてきわじょう】を開基(寺院を創始すること)として建立しました。
境内には歴代藩主や家族の墓所をはじめ、1873年ごろに建てられた英字の墓碑【ぼひ】などがあります。
URL:https://www.city.sanda.lg.jp/shisetsu/160.html
三田天満神社【さんだてんまんじんじゃ】(三田市)
主祭神は菅原道真【すがわらのみちざね】(貴族・政治家・学者、845-903)、大歳大神【おおとしのおおかみ】(日本神話の神)、伊弉諾尊【いざなぎのみこと】、伊弉冉尊【いざなみのみこと】(日本神話に登場する男神と女神)、大己貴命【おおなむちのみこと】、少彦名命【すくなびこなのみこと】。
江戸時代、三田藩主九鬼氏の祈願所でした。また、隣接する天神公園は桜の名所で、三田八景の一つになっています。
URL:https://www.city.sanda.lg.jp/shisetsu/132.html
http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6306001.html
https://nohgaku-kyodo.com/sanda-history/sanda-tenman-jinja
東光寺【とうこうじ】(猪名川町)
行基上人【ぎょうきしょうにん】(僧668-749)が創立したといわれる由緒ある古いお寺です。源頼光が大江山の鬼退治の戦勝を祈願したという伝説があり、「大井の薬師さん」と親しまれています。また、1807に遊行【ゆぎょう】僧・木喰明満【もくじきみょうまん】(僧、1718-1810)上人が90歳の晩年に立ち寄り、滞在中に制作した14体の「木喰仏【もくじきぶつ】」を安置しています。木喰とは、五穀や肉食を断ち、木の実や山菜を常食とする真言宗の戒律の一つです。
URL:https://www.town.inagawa.lg.jp/kanko/rekishi/rekishikaidou/sansaku/1416547605591.html